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でてこいとびきりZENKAIパワー!

作詞 荒川稔久/作曲 池 毅/編曲 山本健司/歌 Manna

1989年ドラゴンボールZのエンディング。
冒頭イントロから聞こえてくる呪文のような言葉が何であるか、疑問を持たれた方もいるのではないだろうか?。
ボーカルのManna(マナ)さんのキュートでチャーミングなボーカル録音が終了した後、コーラスパートやガヤ(かけ声)を私一人で入れたのだが、さらに面白くしようとイントロや間奏に意味不明の言語(呪文風)を入れることを思いついた。映画スターウォーズで酒場のシーンに出てくる宇宙人語の中には少数民族の言語を逆回転にしたりエフェクト加工して使っているという話しがあったので、私もその手法を試してみることにした。
スタジオ現場にいた人たちや番組制作スタッフの名前をリストにして読み上げ、6ミリテープに録音し、そのテープを逆回転再生させ、さらにピッチシフトをしてマルチトラックのイントロや間奏にかぶせたのだ。
ノウハウをご存じの方はイントロ部分や間奏部分を逆再生(リバース)してみて欲しい。色々と人の名前が出てくるのが聞き取れると思う。
「この曲は・・・・・・で作ったんだよ!!」みたいなコメントだったと思う。

荒川稔久氏の歌詞をMannaさんと譜割などをあれこれ相談しながらメロディーに乗せていきレコーディングした。
結果、狙い通り魔訶不思議な曲に仕上がったと思う。

後に荒川稔久氏とは某戦隊シリーズの打ち上げパーティーでお目にかかり、ご挨拶した際、この曲のレコーディングのエピソードで盛り上がった。

それ以来、氏にはお会いしないままあれから随分時間がたってしまった。
Mannaさんともレコーディング以来お会いするチャンスがない。
この場で改めてお二人に感謝の気持ちをお伝えしたい。